こども発明教室の1年(第1期)

こども発明教室の1年
3月 講師打ち合わせ
  こども発明教室の運営委員と講師が集まり一堂に会し、活動方針や日程などについて話し合います。 
1 運営委員あいさつ
2 指導方針
3 日程について                       
  (含む 講師割り当て)
4 意見交換
5 備品・消耗品について
6 その他

5月 入室式   午前と午後の2回、行われます。
 
1 開式のあいさつ
2 専任講師のあいさつ・講師紹介
3 お祝いの言葉
4 閉式のあいさつ
その後、日程の説明、諸注意、名札の記入や道具箱の記名などを行います。

 

 

第1期
5月 基礎技術指導(1)工具や機械の使い方の実習
 こども発明教室のはじめは、いろいろな工具や機械の使い方を学びます。
 4つのグループに分け、4つのコーナーをローテーションします。
①  いろいろな工具の名前と使い方 のこぎり実習

 

②  釘打ちともくねじを使った固定の仕方

 


③  電動糸のこと電動ドリルの使い方

 

④ はんだ付け実習

 

 

5月 基礎技術指導(2)やじろべえ作り
 かまぼこ板を切り取って胴体を作り、竹ひごなどで腕を2本つけ、その先におもりを取り付けて、やじろべえを完成させます。

 

完成したやじろべえ

 

数年参加している子供の中には、水平にバランスをとるトンボや、釣り人の姿のやじろべえなど、高度な技術を要する作品も見られました。

5月~6月 基礎技術指導(3) 信号機作り ボビンモーター作り
3年生は豆電球のつけ方を学習し、信号機作りをします。

 



 豆電球と電池のつなぎ方や、直列つなぎ・並列つなぎの学習もします。そして、信号機を作ります。
 下はできあがった信号機。 2つの電池を直列につないで配線します。 スイッチの工夫をして作動させ、並列につないだ赤・黄・青の3色の豆電球をそれぞれ点灯させることができます。


  
4年生以上はボビンモーターを作ります。
 アルミ棒にボビンを取り付けてエナメル線を巻いてコイルにします。

 


電磁石になっているか電気を流しチェックをします。(写真下)

 

土台に整流子と回転軸を取り付けて完成です。
下の写真は完成したボビンモーター。みんなよく回転します。

子供たちの中には、このボビンモーターを使って工夫したアイディア工作を工夫する人もいますしています。なお昨前年度から継続の5年生以上の子供たちは、このボビンモーターは作らずに、アイディア工作を進めていきます。


6月~7月 アイディア工作
 自分で考えた計画表をもとに、講師の先生にアドバイスをしてもらい、各自、アイディア工作に入ります。

 


計画表を前に「何を作ろうかな」。 講師の先生からアドバイスをもらいます。
 

 

アイディア工作に集中している子供たち。何ができるか楽しみです。

 

作業の終わりにはみんなで掃除をします。

【こども発明教室40周年記念誌「こどもたちの無限の発想力」(平成31年3月31日発行)から。 日付は、平成30年度第40回の日付です。】